IoT(モノのインターネット化)とDX(デジタルトランスフォーメーション)から見るサイバーセキュリティ対策の難しさ

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IoT(Internet of Things)とは日常の物がインターネットと接続されていく状況を表した言葉だが、現状ではデジタルトランスフォーメーションという新たな時代へと突入し始めている。

 

その最中においてIoTが具体的にどれだけのデバイスに接続され始めているのかを確認しながら、堅実に企業がサイバーセキュリティ対策をする事が極めて重要だという点をお伝えしていく。

 

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2025年には全世界で『750億』ものデバイスがインターネットに接続されていく

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2016年にIHSが算出したグローバルマーケットにおけるインターネットに接続されていくデバイスの推定数が、2020年の段階で300億台に登り、2025年には750億台へと拡大するとレポートを提示している。

 

IoT・デジタルノマド・AIによる労働力の減少見込みなど様々な未来があるが、具体的に750億台ものデバイスがインターネットと接続されていく時代が来る事は誰が予想できただろうか?

 

2017年の国連推定では世界人口が75億人であり、全人口に対する3倍近い200億台以上のデバイスが存在している事は中々想像を絶する自体であり、このままIoTの進化が続き、デバイスがインターネットに接続され続けた場合は億を超えて存在する可能性も十分にあるだろう。

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なぜサイバーセキュリティ対策が難しいのか?

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モノのインターネット化(IoT)が進む事でサイバーセキュリティの難易度危険性は上昇するのだが、それは何故だろうか?

 

まず第1にセキュリティ対策をすべきデバイスが増え続ける状況に対して支払うべきコストが年々増加するにも関わらず、サイバーセキュリティ対策自体が難しくなる傾向にある点が挙げられる。

 

スマートホーム・VR(拡張現実)・ARなど私たちの生活を情報技術を豊かにするために変化し続けている状況にキャッチアップしながら、企業の経営戦略としてサイバーセキュリティ対策を講じる姿勢を求められている側面が確かに存在している。

 

端的に言い換えて、私たちの生活は情報技術に覆い尽くされる、つまりデジタルトランスフォーメーションされていく日常が当たり前となっており、デバイスや日常生活の変化にすら情報技術が使われるからこそ、相対的にサイバーセキュリティ対策の難易度が上昇すると言える。

 

さらに簡単に言おう。

 

それは身の回りの全ての物がインターネットと接続していく状況が今後当たり前となった時に企業としてどう行動していく事が正解か誰も分かっていない状況があるからだ。

 

今回お伝えしたIHSの表からも分かる通りすでに人類よりもデバイスの方が多く、かつさらに増加し続ける現状が生まれている。

 

その渦中にあってドローン・スマートホーム・VRとさらに新たな産業が生まれていく為にどこにセキュリティ対策コストを支払えば良いのかを検討する難しさも同時に存在する。

 

自社が開発している商品が何かシステム上の不具合を抱える事でサイバー攻撃を受けるリスクを持ったまま市場に存在し続ける可能性も十分にあるだろう。

 

人類の約10倍ものスマートデバイスが存在する未来

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IoTを通じてあらゆるモノがインターネットと通じる世界が当たり前となっていると思えば、いつの間にか私たちの人口の約10倍ものデバイスが2025年には生産されている時代へと突入する。

 

何度か本稿においてデジタルトランスフォーメーションという言葉をお伝えしてきたが、デジタルトランスフォーメーションとは情報技術が私たちの生活を豊かにする状況を表した言葉であり、まさしくそれはモノのインターネット化(IoT)を通じて起きようとしている。

 

つまり、情報の大波に巻き込まれながら前進する私たちの世代の企業経営者こそ経営戦略としてサイバーセキュリティ対策をする必要性が高まっているということだ。

 

確かに業務上関係のないセキュリティ対策は単なる支出にすぎないかもしれないが、経済産業省が提示したサイバーセキュリティ経営ガイドラインをぜひ読んでおいてもらいたい。

 

なぜ企業経営者にサイバーセキュリティ対策を考える必要があるのかを端的に教えてくれている。

 

サイバーセキュリティ経営ガイドラインの詳しい説明はこちら

 

お伝えしてきた内容からIoT(モノのインターネット化)を通じてありえない数のスマートデバイスが生産され続け、かつその状況はサイバーセキュリティ対策の難しさを際立たせる大きな要因となる点を理解してもらえれば幸いだ。

 

え...?デジタルトランスフォーメーションってなに?

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今回お伝えしてきたなかで、簡単にデジタルトランスフォーメーションについて説明したが、若干理解しづらい側面もあったのではないだろうか?

 

この項からはデジタルトランスフォーメーションとは何かをさらに具体的にお伝えしていく。

 

2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱した概念で、IT(情報技術)の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる。

 

ITと業務がシームレスに変換されていく段階を意味しており、現実世界と仮想世界が区別なく存在する社会に発展し始めている。

 

日本の企業を1つ例に挙げればチームラボがデジタル技術を通じたアート作品を作り出す事業を展開しているが、これも現実世界と仮想世界とが区別なく存在し始めている状況だと言える。

 

情報技術によって世界をより良い方向へと変化していく事を理解する良い事例になったのではないだろうか?

 

つまりは、こうした情報技術の波が技術やデバイスを通じて生活を覆い尽くしていく状況こそが、デジタルトランスフォーメーションだと言える。

 

その他の事例にドローン革命・スマートホーム・VRを通じたDX(デジタルトランスフォーメーション)が生じている。

 

さて、IoT・DX(デジタルトランスフォーメーション)がそのデジタル領域を持って現実世界にまるで当たり前にいるかのように存在している状況となるのは目前だ。

 

その進化の過程において、サイバーセキュリティ対策の難しさを理解し、そして常にサイバーテロに対する対応策を講じる姿勢を絶やさない事が企業経営者には求められているとお伝えしたい。